独学で英語を勉強しようと思ったときにそろえておきたいものが英語の参考書です。参考書を使うメリットは、英会話教室よりも費用を抑えられること、自分のペースで学習できること、通勤時間などを利用して学習できることです。
書店や通販サイトで英語参考書を調べてみると、あまりにもたくさんの数があり驚いてしまうことでしょう。どれを選んだらいいのか迷うこともあると思います。では効率的に勉強するためには、数ある参考書の中ならどのようなものを選んだらよいのでしょうか。
分野別の参考書を用意する
英語といっても、読む・聞く・書く・話すなど、いくつもの分野があります。1冊の参考書でこれらを網羅することもできますが、1冊で網羅しようとすると一つひとつの分野の内容が薄くなってしまうか、一つひとつの分野を詳しく解説して1冊の本が厚くなってしまいます。
仕事をしながら英語の勉強をする場合、いかに勉強する時間を作れるかが英語を定着させるために重要なことです。朝の出勤前、通勤中、帰宅後など、仕事をしていると英語の勉強ができる時間が限られてしまいます。
通勤時間を利用するなら、参考書を持ち運びやすいように1冊が薄くて軽い方がよいです。しかし、1冊ですべての分野を網羅した薄くて軽い参考書では、中身が薄くて表面的なことしかわかりません。
薄くて軽い、なおかつ内容が充実している参考書となると、分野別のものが必要になります。
歴史・自然・化学など、さまざまな分野を取り扱っている百科事典を思い浮かべてみてください。いろいろなことが書いてある百科事典は厚みがあり重たいです。しかし、これを歴史・自然・化学など別々の本に分けてしまえば、1冊は薄くて軽くなります。分野別の英語参考書を使うことは、これと似たイメージです。
自分のレベルにあったものを選ぶ
英語の参考書といっても、初心者レベルのものから上級者レベルのものまでレベルはさまざまです。ちょっと背伸びしたくなるかもしれませんが、自分のレベル以上のものを選んでしまったら、内容が理解できないことでしょう。
算数の例で考えてみます。小学校に上がったら、まずは足し算・引き算を学びます。足し算がわかると掛け算も理解しやすいです。分数の計算をするには、足し算・引き算・掛け算・割り算などを知っていないと問題を解くことは難しいです。つまり、小学校では簡単なものから学んでいき、徐々に応用的な難しいものを学んでいくのです。
英語でも同じです。基本的なことがわかっていないと応用はできません。そのため、自分のレベルにあった参考書を選ぶことが重要なのです。
レベルにあった参考書を選ぶために、今の自分のレベルを把握します。参考書をパラパラとめくってみて、理解できるか確かめてみてください。理解できないようなら、その参考書は少しレベルが高いのかもしれません。複雑な表現を理解するには基本を知っている必要があるので、簡単そうと思っても自分のレベルにあっているならそれを選んでみましょう。
問題集と参考書が関連しているもの
参考書は主にインプットに使います。記憶に定着させるためにはインプットだけでなくアウトプットも必要です。アウトプットには「思い出す」という作業が必要で、アウトプットすることで記憶に残りやすくなるのです。アウトプットに使うものが問題集です。
参考書によっては解説の後に問題が載っていたり、参考書と対応する問題集が用意されていたりします。使っている参考書と対応していない問題集でもアウトプットはできますが、対応しているものの方がわからないところが出てきたとき、解説を読んで理解を深めることができます。そのため、参考書に対応している問題集をよいすることをおすすめします。
問題集は繰り返し同じものを解いてみましょう。単語を暗記するときに繰り返し言葉に出したり書いたりしますが、これと同じで文法なども繰り返し作業で記憶に定着します。繰り返し使うために、回答は別のノートなどに記入するとよいでしょう。
参考書に対応する問題集がない場合は、使いやすい問題集で構いません。参考書と同様、自分の今のレベルに合ったものを選びましょう。
参考書を使って独学して英語をマスター
参考書なんて学生時代に受験勉強のために使って以来だなという方がほとんどではないでしょうか。しかし、参考書は受験勉強だけでなく、社会人の英語学習にも役立ちます。学生がわかるように基本から丁寧に解説してくれている参考書もあり、学生時代に学んだ英語を忘れてしまった社会人の学習の助けになります。
書店や通販では数多くの参考書が販売されていますが選ぶときのポイントは、分野別のもので持ち運びしやすいこと、自分のレベルにあっていること、参考書に対応する問題集が用意されていることです。
仕事をしていると限られた時間しか英語の勉強ができないので、その時間を有効活用できるような参考書を選んでみてください。通勤時間を有効活用するために、持ち運びしやすい重さや大きさであることは特に重要です。
ちょっとした時間を使ってコツコツ勉強していれば、いつの間にか英語を理解できるようになっているかもしれません。英語ができるようになったときの未来をイメージしながら、楽しく学んでみてください。
現代人ならではの英語アプリで勉強という方法も!
参考までに少し書いておくと、これらの参考書や問題集で勉強するのは非常に大切なんですが、やはり今の時代はスマホひとつで何でもできる時代でもあります。
もちろん英語の勉強だって例外ではなく、様々な英語関連の勉強するためのアプリが出ています。本格的にTOEICの高得点を目指すものから、日常的な簡単な会話や英単語をゲーム感覚で覚えるためのアプリなど実にたくさんの種類が発売されています。
スマホを日常的に使っている人がほとんどだと思うのでこういった英語学習アプリを使うのも一つの方法です。【英語アプリおすすめ】TOEIC985の俺がガチで紹介!という記事で特におすすめの英語アプリを紹介していますので、参考にすると良いでしょう。
もちろんこの記事で紹介した参考書や問題集を実際に読み書きしながら勉強するという作業も記憶に残りやすくおすすめですので、これらをうまく併用して勉強すると良いでしょう。