改めて紹介するほどではないですが、あの一躍有名になった鬼滅の刃ですが、2019年の竈門炭治郎 立志編に始まり、2021年10月の無限列車編、そして同じく2021年の12月に放送された遊郭編と続き、さらなる盛り上がりを見せています。
鬼滅の刃は楽しみ方もひとそれぞれでネットを見ても鬼滅の刃の考察ブログや鬼滅の刃の謎を検証するブログなど様々なファンサイトなどがあります。
今回はそんな鬼滅の刃で印象に残ったシーンや好きな場面などを複数の人に聞いてみましたので、3人の好きなシーンを紹介したいと思います。
煉獄杏寿郎VS猗窩座
おそらく誰もが好きなシーンかと思いますが、煉獄さんの今までの努力をしても親にも認められることもなく、何一つ報われることもなかった人生について、最後に丹次郎にこう言うのです。
「竃門少年。俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た。誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ」
煉獄さんほど今を生きている人もいないしこんなキャラを今まで見たこともないです。
実際に魘夢戦の際にも、煉獄さんは夢で眠らされていましたが夢と言うよりは起こった事実が流れていました。かまぼこ隊のメンバー達は眠らされている際に内に秘めた願望が夢では出ていました。この差も本当に大きいと思います。
弁当が売れなくて困っていた時も全部買おうと言う男気、正直これほど男女に愛されたキャラはいないのではないかと思います。煉獄さんはこうと決めたら颯爽と行動してしまうのですが、人の話を聞いていなくても真剣に話してくれるので悪そうな印象を与えないのが本当に人間そのものの良さ何というか、よくこの人のどこがいいか伝えられないけどいい人みたいな部分をうまく伝えていて、漫画でこういったキャラを表現したのは初めてじゃないかと思っています。しかし、この戦いで見た方読んだ方は知っての通り煉獄杏寿郎は死にます。
しかし、その死にざまも本当にかっこよく丹次郎が最後に卑怯だと言って戻って戦えと泣き叫ぶ時は涙が止まりませんでした。鬼滅
猗窩座というまっすぐな男
私は鬼滅の刃の魅力は、鬼が死ぬ前の回想シーンだと思います。その中で、私は炭治郎と冨岡義勇が猗窩座と戦うシーンが印象に残っています。特に、猗窩座が死ぬ間際の回想シーンで、なぜそれほどまでに猗窩座が強さを求めて、弱者を憎むのかが分かります。
猗窩座は、人間だった頃、病気のお父さんの薬が欲しくて、盗みを繰り返していましたが、ある日、のちに師匠となる人との出会い、師匠の娘である恋雪との出会いによって、真面目に生きていきます。
そんな中、猗窩座の留守中に敵対する道場の人たちに師匠と恋雪が毒殺されてしまい、猗窩座その報復で道場の人たちを皆殺しにして自暴自棄になっていたときに、無惨と出会い、鬼になります。
なので、猗窩座は毒で人を殺すような弱者を嫌い、大切な人たちを守るために自らの強さをひたむきに求める優しい人間であったことが分かります。
そして、猗窩座が炭治郎たちに負けても、さらに首を再生させて復活しようとしたときに、亡くなった恋雪に呼び止められます。そこで、これまでの人間であった頃の記憶がよみがえり、何のために自分が強さを求めていたのか、大切な人の存在があったことを思い出すことができます。
そして、死ぬときに恋雪から「おかえりなさい、あなた」と言われて死んでいくシーンは涙なしでは読めません。
その後、童磨が「猗窩座殿は絶対に女性を食べようとしなかった。」と言っているシーンがあり、その言葉からも、猗窩座は鬼になっても、人間の頃の記憶がどこかにあり、恋雪のことを思い続けていたのではないでしょうか。かこいい男だと思います。
蝶屋敷での機能回復訓練
鬼滅の刃で一番好きなシーンは那田蜘蛛山から帰ってきた後のシーンである「蝶屋敷での機能回復訓練」です。
普段の戦いに行っているとみられないようなかまぼこ隊のわちゃわちゃ感や、きよ・すみ・なほの癒しキャラなど可愛いシーンが多く、見ていて癒されるところがあるからです。そして、カナヲと炭治郎が初めて言葉を交わすシーンでもあります。この会話から、カナヲが少しずつ炭治郎に心を開いていき、前に進んでいけるようになるという大事なシーンです。
しかし、ただ可愛いシーンが続くだけではありません。最初は厳しい訓練やカナヲにコテンパンにやられて、やる気をなくすものの、強くなるために一生懸命3人が訓練を始めます。そのように頑張っている3人を見ていると、自分ももっと頑張らなければなと励まされます。
また、伊之助の伝説のセリフ「ゴメンネ 弱クッテ」があるのもこちらのシーンです。普段は「猪突猛進!猪突猛進!」と、とにかく前しか見てない伊之助が那田蜘蛛山では、全く歯が立たずめずらしく弱気になっています。こんな凹んだ伊之助が出てくることがほとんどないので、つい炭治郎のように全力で伊之助のことを励ましてあげたくなりました。
段のとことん強気な伊之助もカッコよくて好きですが、このような凹んだ一面もいつもとは違って可愛くていいなと思いました。また、このようなギャップが伊之助の良さを引き上げているのではないかなと思います。